MMr マジアカミステリーツアー「『XOG 2 U ケイジバン』の謎を解け!(前編)」

XOG U 2 ケイジバンに投稿した記事を元に、一部加筆・修正しています。ちなみに、XOGさんご本人にはウケました(^^)

「MMr マジアカミステリーツアー」
第573回「『XOG 2 U ケイジバン』の謎を解け!(前編)」


クララ「わたしたちはとんでもないカンチガイをしていたのかもしれません……」


 ここはクイズマジックアカデミーの教室。放課後の教室で、クララとシャロンアロエの3人がノートパソコンをのぞきこんでいた。
 パソコンの画面に表示されているのは、「XOG 2 U ケイジバン」の約半年前のログだ。



>レスとか  投稿者: XOG-SAK  投稿日: 4月14日(木)02時25分41秒


>イベントの情報が公開されましたが、果たしてこの仕様変更が吉と出るか凶と出るのか・・・賢神は1547人抜きとかいう大記録になりそうな気がしてガクガクブルブル


>それと、デスノートデスノートです。QMA2も類に漏れず終了モードに入り始めました。キラを捕まえねばとまらないかも?



アロエ「はじめてこれを見たときには、はしゃぎながら見てたんだよねー。『キャー怖い。アロエたち、しんじゃうのかなぁ』とか」
クララ「ええ。でも、このあと『マジアカ2』のまわりでは、悪いことが次々と続いていったのですよね。
 まず、第2回全国大会です。さすがに1547人ということはありませんでしたが、700人超という恐ろしい記録が出ました。


 また、経験値システムは、1.上位層のモチベーションの低下と、2.中堅層の『階層が上がりすぎて全然勝てない現象』いわゆるメッキ化の両方をもたらしました。その弊害がハッキリしてきたのがこの頃なのですが、その対策は『超賢分断』というその場しのぎのものだけでした。
 全国大会や賢○メダルも、それによるプラス面よりはマイナスが大きかったようです。コミュニティへのダメージと、他のゲームへのプレーヤーの流出……」
シャロン「まったく、『アイドルマスター』なんてものがこの世にあるからいけないのですわ!」
アロエ(ガクガクブルブル)


 パソコンの画面は、「アイドルマスター」のプレー画面に切り替わり、中では雪歩という少女が「私なんか……」とガクガクブルブルしていた。




クララ「実はあのケイジバンが本当にデスノートなのではないか。そう考えて調査を進めてきたわけですが……」
アロエ「動機がないんでしょ?」
シャロン「そうですわ。XOGさんには『マジアカ』を“殺し”にいく動機が見あたりませんの」
クララ「それに他の証拠もみつからない。と今まで考えていたんのですが……」


 クララは黒うさぎの描かれているノートを広げると、そこに2つの単語を書きはじめた。
「ケイジバン
 デスノート


(後編につづく)