「魔法先生ネギま!」第25話「ⅩⅩⅤ時間目」感想&最終話予想

 以下は、原作者公式サイト掲示板の、アニメ版「魔法先生ネギま!」感想/第25話 「XXV時間目」の感想3 スレにさっき投稿してきたものの転載です。

 みなさま、はじめましてー。如月ますみ(ニセ娘)です。以後よろしくお願いします。


[ナギは本当に死んだのか?]
 さて、アニメ25話ですが、見終わってからタカミチのあるセリフを思い出しました
「ナギは死んではいない。あの人は生きてるよ。殺したって死ぬような人じゃない」

 これ、意味深ですね。殺されて死んだように見えるナギですが、実は生きてるんでは?
 ご本人も「大丈夫、ちょっと留守にするだけさ。さよならじゃない。」とおっしゃってますし。


[明日菜は本当に死んだのか?]
 魔法モノにおいて「死者の復活」は最大のタブーとも言うべきものです。これが「アリ」になってしまうと、物語の色々なことが説得力を失ってしまいます。
 今回の話でもそちら関係の言葉が出ています。(タカミチの「命の対価は命だけだ。」「作れるのは、まがいものの命。本当の意味では明日菜くんは生き返らない。」とか。エヴァの「あの坊やはまだ分かっていないのか。」「魔法とか科学とか、そんなもので救えると思っているのか。」とか。)この言葉自体は重みのあるすばらしい言葉ですが、これをひっくり返すにはそれ以上の重みが必要です。そんなことがはたして可能なのか。


 ここを抜ける方法として、「実は死んでいませんでした」に持って行く方法があります。
 現スレの19で、らふらさんが実は明日菜は死んでいない、契約した悪魔の目をごまかすためにどこかにかくまわれていた、という内容の予想をされていますが、これは鋭いと思いました。


 お葬式や火葬のシーンはどうなるのか、と思われるかもしれませんが、「壮大なお葬式」は、ドラマではしばしば「実は死んでいませんでした」という展開につながる伏線になったりします。
 火葬のシーンもそうです。あの明日菜は、本当に明日菜だったのでしょうか。あれが精巧にできた明日菜の人形だったら? あるいは、火葬される前に棺がすり替えられたら?(推理ドラマ系のシナリオであったりするパターン。
 前話で「『神楽坂明日菜』と書かれた箱に、骨ではなく焼けたベルだけが入っているのもあやしいと言えばあやしいです。アニメに詳しい人間だと「今のアニメの水準だと、骨の描写が生々しいから自粛したのだろう」と納得できてしまいますが、それがワナなのかも)


[そして文化祭は?]
 以下、具体的な展開予想に入ります。


・過去(か現在に戻った後)で、問題の悪魔を倒すネギ一行
・しかし、それによって明日菜の運命は変わらないという
・だが、実は明日菜は「魔法的な仮死状態」のまま、人目につかないところに保存されていた(あのとき火葬されたのはダミー)


・明日菜を呼び戻すには、悪魔を倒すだけではなく、みんなの「一緒にいたい」という想いが必要。クラスメイト30人で想いをぶつける。(このとき、全員で「ハッピー☆マテリアル」を歌うかも……あっでも、明日菜本人の声は抜いておく必要がありますね)
 そして、ネギくんが想いをこめてキスをすることで、彼女は目を覚ます。
※明日菜の意識では、意識を失う直前(「ネギ、わたし、わたしね……」)の後から続いているので、続きで「わたし本当はネギのことが大好きだったの……」と告白してしまい、大変恥ずかしい思いをする(^^)


・そしてみんなで文化祭。25話でカボチャの馬車らしきものがあった通り、劇は「シンデレラ」。主役のネギくんは当然女装してシンデレラをやる(^^)
 継母はしずな先生、2人の姉はいいんちょ木乃香。シンデレラをいじめるはずが、ついついラブラブに(^^)/


・魔法使いはエヴァ。「魔法は万能ではない。12時をすぎると魔法がとけてしまう」といいつつカボチャの馬車を出す


・そして王子様はメインヒロインの明日菜(男装)。魔法がとけるがガラスの靴を手がかりにシンデレラをさがす。姉2人がガラスの靴をはこうとするが、小さすぎてはくことができない。(これがハマるのはネギ先生がまだ10才だから!)
・王子が見つけ出したシンデレラを抱きしめるシーンで、明日菜は思わず素に戻り「よかった。もう二度と会えないかと思っちゃった……」と涙。
・そして全員で「ハッピー☆マテリアル」を歌ってミュージカルは終了。後夜祭でのどかが夕映に「わたし、ネギ先生をあきらめないわ。大切なものをなくてから後悔しても遅いんだって、よくわかったから」。夕映「望むところです」。で終了。


[その他の問題への解決案]
 えーと、何か残してましたっけ。刹那・木乃香問題は刹那が「自分が木乃香お嬢様とラブラブになっていたせいで明日菜を死なせてしまった」との罪悪感を抱いたことが原因だから、明日菜が戻ってきて2人の仲を応援すれば解決でしょ。


 あっ、ナギか。これはしずな先生が、明日菜が生きていたようにナギもきっと生きていると言うとか。「ただ、自分では目が覚ますことができないのかもしれないわね。でも、あなたがサウザンドマスターのように強くなれば、きっとお父さまを助けることができると思うわ」みたいな。


 あとは、これだけバラしちゃったネギがオコジョにならないかが心配ですが(汗)。「魔法がバレるとオコジョ」になるは、派手なことをやって魔法が一般社会にバレないためウソで、カモくんがオコジョにされているのは、魔法バラシよりも過去のエッチな行動への罰だったということで(笑)



 以上、長くなりましたが予想でした。この予想はあたるのか。それとも本当の最終回はもっと上を行くのか。それともコケるのか(汗) 目が離せませんねー。それでは。

 余談ですが、最後の「それともコケるのか(汗)」のところは、「これで実際の最終回がコケたら……アニメスタッフは『シロートが2〜3時間で書いたことも実現できなかったヘタレな皆様』認定ですねっ☆」くらいにしとこうかと最初は思いました。(実際、それくらいは言われても当然かと思います。ああいう問題作を公開したんですし)
 ただ、あの掲示板の禁止事項である「個人や特定メーカー、特定の作品に対する誹謗中傷」に該当するかもと思ったこと、ルール以前に原作者公式サイトだということ、原作者の赤松先生が紳士的で、時折苦言は呈しつつも非常に気を遣った書き方をしておられること、などを考慮して、あの場には書きませんでした。


 あっ、あそこでキツめの書き込みをしている人を非難するつもりはありませんよ。原作者公式という性質+ローカルルールを考慮するとちょっと微妙かもしれませんが、それは掲示板の管理者が判断すべきことですし。
 世間的な基準からすれば、あそこのもっともキツい書き込みでさえ普通、というかきわめて理性的かつ紳士的かつ穏やかな分類に入りそうです(^^) 世間の平均が70℃くらいなら、あそこの平均が40℃でキツめの書き込みは50℃みたいな。「『原作者公式BBSで40℃とか50℃とか』っていう事態が異常中の異常でしょ!」って言えばそうなんですけどね(^^)