真・オタク学入門2005[第1回]/[萌えロリのウソを声優であばく!:その1]「アニメの幼女っぽいアニメキャラに萌えてる層と、20代後半の女性声優に萌えてる層は重なってるの! 声優雑誌見たら明らかでしょ。どこがリアルロリコンなのよー!!」

 いやー、長いタイトル(^^) 「夜9時からの2時間ドラマですか?」みたいな長さですね。
 さて、今回からの新連載「真・オタク学入門2005」(←われながら大きく出たな) 最初の数回は「萌えロリのウソを声優であばく!」シリーズをお送りします。

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 「2次元のロリコンと、現実世界の幼女がたまらないというリアルなロリコンは違う」と何度言ってもわかってもらえないので、わかりやすい例をあげることにしましょう。
 まず「声優グランプリ」(主婦の友社)あたりの声優雑誌を買ってきてください。いえ、「hm3(エイチ エム スリー) SPECIAL」(音楽専科社)でもいいんですが。


 すると、“奇妙”なことになっています。人気のある女性声優さんのほとんどは20代、それも後半(かそれ以上)です(若く見える人が多いですが、実際はそうです)。一方、演じている女性キャラは幼女だったり、中〜高校生だけど幼い系のアニメ絵で描かれていたりするわけです。つまり、幼ない2次元の女の子に萌えている人たちと、実際の20代(後半以上)の女性声優さんに萌えている人たちは強く重なっているわけです。
 いわゆる萌えアニメが大量に作られ、女性声優さんに幼い役が多く渡されつつ、その本人は20代でアイドル視されているという現状があるわけです。つまりファンは2次元では幼女か、10代の幼ない絵で描かれた女の子が好きだが、実際は20代の女性が好きだったりするわけですよ!(少なくとも、そういう傾向が強くあるはずです)

 以上が「2次元のロリコンと、現実世界の幼女がたまらないというリアルなロリコンは違う」ということの証明です。(100%いない、というよりは、リアルロリコンはほとんどいない、いても世間と率は同じくらい、と言った方がよさそうですが)
 第1回はここまで。補足すべきことがあれば、第2回以降で出していく予定です。